遺書

正直言うと僕は10年以内に苦しんで死ぬんだと思っている。

死にたい願望はない。できるかぎり長くいきたい。

でも自分の最悪な健康状態と過多ストレス状態を冷静に鑑みるに、この状況を打破しないと寿命はもたないと思う。

内臓もきっとぼろぼろだ。30代という若さで保っているようなものだ。

僕には希望があるしやりたいこともたくさんあるし、自分の価値を自分で決める人間だ。

でもそうじゃなく人間には肉体保持という物理的な側面があって僕はそれにとても弱い。

生命力が弱すぎて子供を作れる気も正直していない。それに本当は子供を作る願望がない。自分の世話をするのでいっぱいいっぱいで、日々自分が死ぬことと創作することについて考えているうつ病患者に子供に構う余裕なんてないんだ。8年前はそうじゃなかった。この8年が僕をぼろぼろにしていった。

別に自分が子孫を残すことなんて全然価値を見出していない。親にすまないと思うくらいだ。

だから死ぬ直前にこのブログを誰かに教えたい。僕は日々素直に生きているが黙っていることもあって、それをこのブログに書いている。

幸い僕は痛みなどの苦痛にとても強い。多分病気で死ぬんだけど、そのときは苦しむんだろうけど、「なにこの痛み、ウケる」くらいの余裕は持てると思う。

問題は死がわかってからの期間に何をするかだ。僕はまだそれを見つけていない。

もう一つ問題なのは僕がせん妄状態に陥ってしまうことだ。僕は僕の優しさを失うのが怖い。老いによって優しさを失う人々を見てきたから、いずれ自分もああなるんだと思うと涙が出るくらい怖い。

同居人のことは愛しているけれど僕が死ぬことを本当に申し訳なく思う。せめて迷惑はかけませんように。同居人が好んでくれた僕の性質が最後まで続きますように。734文字。