病院が病気を増やす

採血の結果肝臓がボロカスだったのはまあ知ってた速報だったんだけど、違う異常も見つかった。病院に行くたびに知らない病名が告げられる。

なんでもこの数値が低いと異様にやる気が起きなかったり眠かったり脳の回転が鈍ったりするみたいで、その数値とやらが僕はすごく低いらしいです。ほ―――ん。なるほどね―――。ここ最近頭がすっきりした日がないっていうか、すっきりするのは特撮見てる時とジョジョ見てる時だけなんで、それでもなんか感度は下がってて、ぼんやりするしうまいこと閃けないし、脳が詰んでるってことは人生詰んでんじゃない? って思ってたけど、病気のせいなんだったらある意味良かったよ。治療できるじゃん。それに僕のせいじゃないって思える。僕が以前と比べて明らかに思考能力と脳の働きがへぼくなってるのは、その数値のせいなんですね。じゃあ今すぐ上げてください。

自分がバカっていうのは思った以上にきついです。僕はこれでも考えることを仕事にしてきた人間なのでその能力が錆びついてるのを実感するのは自分終わったな以外のなんでもないので一刻も早く数値を正常に戻して、「普通に生きている自分」を取り戻したいです。涙出てきた。病名がついて希望が出てきたことへの安心感と、これまで辛かったことがぶわっと出てきたのと、それと、ほんといつの間にか壊れてるのやめようよ自分、っていう情けなさからです。体は乗り物ですが僕の乗り物は僕が思っていた以上にハズレ掴まされてる感ある。そりゃキラッキラに健康に気をつかって生きているわけじゃないけど3食外食&コンビニ飯でスナック食べまくってる奴に比べたら基本自炊で外食の時も気をつかってたりするんですよ。酒は多く飲んでるけど気ちがいみたいに飲んでるわけじゃないんだ。なんでだよ。日々どこか調子が悪いしどこかが壊れてない時がないほどどこかしらが故障してるのはなんなんだよ。最後に健康だった日っていつなんだろう。なんかもう怒ってます。自分の体に。いい加減にしてくれ。付き合わされる身にもなってくれ。853文字。